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蓄電池とは?家庭でも企業でも注目される理由と導入のポイント

2025/07/18

ここ数年、ニュースや広告で「蓄電池」という言葉を目にする機会が増えました。特に、電気代の値上がりや自然災害の影響を受けて、家庭でも企業でも「自分たちで電気を蓄える」という考え方が広がっています。

とはいえ、「そもそも蓄電池ってどういうもの?」「本当にメリットがあるの?」と、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、蓄電池の基本的な仕組みから、導入するときに知っておきたいポイント、実際の価格や補助金制度まで、できるだけ専門用語を避けて、やさしく丁寧に解説していきます。

そもそも蓄電池って何?

「蓄電池」と聞くと、なんとなく難しそうなイメージがあるかもしれません。でも、実は私たちの生活の中に当たり前のように存在している身近なものなんです。

簡単に言えば、電気をためて、必要なときに使えるようにする装置のこと。
いわば、電気の“貯金箱”のような役割を果たします。

たとえば、スマートフォン。
毎晩充電して、朝になったらケーブルを抜いて使い始めますよね?
あれも蓄電池が中に入っているからこそ、電気が使えるんです。
他にも、ノートパソコン、電気自動車、モバイルバッテリーなど、蓄電池はあらゆるところで活躍しています。

最近では、太陽光発電とセットで使う「家庭用蓄電池」も注目を集めています。
昼間に太陽の光で発電して、その電気をためておき、夜や停電時に使う。電気代の節約にもなるし、非常時の安心にもつながります。

ちなみに、「電池」と「蓄電池」の違いは、ざっくり言うと充電できるかどうか。
使い切りの乾電池などは「一次電池」、繰り返し充電して使えるものが「蓄電池(=二次電池)」です。

代表的な蓄電池の例

① リチウムイオン電池(Li-ion電池)

一番よく使われている蓄電池

【使われている場所】スマートフォン、ノートパソコン、電気自動車(EV)、家庭用蓄電池など

【特徴】軽くて小型、繰り返し充電に強く、エネルギー密度が高い(=たくさん電気をためられる)

→ ほとんどの現代の電子機器やEVは、これがないと成り立たないくらい重要な存在です。

② ニッケル水素電池(Ni-MH電池)

乾電池タイプの充電池としてよく使われる

【使われている場所】充電式の乾電池(例:eneloop)、ハイブリッド車(プリウスなど)

【特徴】比較的安全で、長寿命。寒さにも強い。

→ 日常のちょっとした充電アイテムから車まで、幅広く使われています。

③ 鉛蓄電池(鉛バッテリー)

昔から使われている安定した蓄電池

【使われている場所】自動車のバッテリー、非常用電源、産業用機器

【特徴】構造が単純でコストが安い。重くて大きいが、信頼性が高い。

→ 自動車の「バッテリー上がり」ってよく聞きますよね? それはこの鉛蓄電池の話です。

④ 固体電池(全固体電池)

次世代の注目株

【使われている場所】まだ研究開発段階だが、一部の高性能機器で実用化スタート

【特徴】液体の電解質を使わず、爆発や発火のリスクが少ない。エネルギー密度がさらに高くなる可能性。

→ 安全で長持ち。これからのEVやスマホに使われていくと言われています。

まとめ

蓄電池の種類 主な用途 特徴
リチウムイオン電池 スマホ・EV・家庭用蓄電池など 軽量・高性能・多用途
ニッケル水素電池 充電式乾電池・ハイブリッド車など 安全・比較的長寿命
鉛蓄電池 自動車バッテリー・非常用電源 安価・重いが信頼性あり
固体電池(全固体電池) 未来のスマホやEV 安全性・エネルギー効率が非常に高い

電気を“貯めておける”ってどういうこと?

私たちがふだん使っている電気って、コンセントを差し込めば当たり前のように流れてくるものですよね。でも、よく考えると「電気って見えないし、触れないし、どうやって“貯める”の?」と思いませんか?

ここで登場するのが「蓄電池」です。名前の通り、「電気を蓄える=ためておく」ための装置です。

■ 水にたとえるとわかりやすい

電気を貯める仕組みは、水のタンクをイメージするとわかりやすいです。

発電所や太陽光パネルなどが「蛇口」で、水(=電気)を流します。

蛇口をひねると水が出てきますが、使わなければ流れっぱなしになってもったいない。

そこでタンク(=蓄電池)に水を貯めておけば、必要なときにそこから水を出して使える。

電気も同じで、「今はたくさん発電できているけど、すぐには使いきれない」
…そんなときに、一度ためておいて、あとで必要になったときに取り出して使えるのが、蓄電池の役割なんです。

■ じゃあ、どうやって電気を“貯めてる”の?

もう少しだけ仕組みに踏み込むと…

蓄電池の中には、化学反応を利用して電気エネルギーを一時的に“閉じ込める”構造があります。
電気が流れると、中の物質が化学反応を起こして、電気のエネルギーが“ためこまれる”ような状態になるんです。
そして使いたいときには、その反応を逆方向に起こすことで、再び電気として取り出せる仕組みです。

つまり、

●充電 → 電気を化学エネルギーに変えてためる

●放電 → ためたエネルギーを電気に戻して使う

これが「電気を貯めておける」ということの正体です。

■ どんなときに役立つの?

「電気を貯められる」ことには、実はすごく大きな意味があります。

●夜間の電力使用:昼に太陽光で発電しておいて、夜に使う。

●停電時のバックアップ:災害で電気が止まっても、蓄電池があれば最低限の明かりや冷蔵庫などが使える。

●電気代の節約:電気が安い時間にためて、高い時間に使えば節約になる。

こうしたメリットがあるから、家庭用の蓄電池や電気自動車(EV)などへの注目が年々高まっているんですね。

乾電池やモバイルバッテリーとは何が違うのか

乾電池やモバイルバッテリーとは何が違うのか?
「蓄電池って、乾電池やモバイルバッテリーと何が違うの?」
こういう疑問、よくあります。たしかに、どれも「電気をためて、あとで使える」という点では同じように見えますよね。でも実は、それぞれに役割や仕組みが違っていて、使い方も目的もまったく別なんです。

■ 乾電池は「使い切りタイプ」

まず、乾電池。いわゆる「単三電池」や「単四電池」など、コンビニやスーパーでも売っているアレです。

●一度使ったら終わり。充電して再利用はできません。

●安くて手軽だけど、使い捨てなので、ゴミも出やすい。

●時計、リモコン、懐中電灯など、少しの電力で動く機器に使われます。

つまり、乾電池は「その場しのぎ」や「緊急用」には便利だけど、長期的・効率的な電力供給には向いていません。

■ モバイルバッテリーは「持ち運べる小さな蓄電池」

次に、モバイルバッテリー。スマホの充電が切れそうなときに使う、あの手のひらサイズのバッテリーですね。

●繰り返し充電して使えるので、蓄電池の一種です。

●USBケーブルでスマホやタブレットなどの小型機器に電気を供給できます。

●容量はスマホを1~3回フル充電できるくらい。

ただし、モバイルバッテリーは「小型で持ち運びできる」ことが前提なので、容量も出力も限られています。家全体の電気をまかなうなんてことはできません。

■ 蓄電池は「家全体を支える大黒柱」

では、本格的な「蓄電池」はどうかというと――
これはもう、乾電池やモバイルバッテリーとは“別格”の存在です。

●容量が圧倒的に大きい。家庭用でも「冷蔵庫やエアコンが何時間も動く」レベル。

●太陽光パネルと組み合わせて、日中に発電 → 夜に蓄電池から電力を供給、という使い方ができる。

●停電時にも活躍。もしもの災害にも備えられる。

イメージとしては、

●乾電池が水をためたコップ、

●モバイルバッテリーが水筒、

●家庭用蓄電池は大きな貯水タンク、
そんな感じです。

違いをざっくりまとめると…

種類 再利用できる? 容量 主な使い道
乾電池 ✕(使い切り) 小さい 時計・リモコン・おもちゃなど
モバイルバッテリー ○(充電式) 中くらい スマホ・タブレット
蓄電池(家庭用) ○(充電式) とても大きい 家全体の電力、停電対策

最近注目されている理由

ここ数年、「蓄電池」という言葉をニュースやCMでよく聞くようになりましたよね。以前は、工場や一部の施設にあるようなイメージでしたが、今では一般の家庭にも広まりつつあります。では、なぜ今、蓄電池がこんなに注目されているのか?――その理由はいくつかあります。

1. 災害が多くなってきたから

まず一番大きいのは、「災害への備え」としてのニーズです。
日本はもともと地震や台風が多い国ですが、近年は大雨や停電のニュースが年々増えているように感じませんか?

特に大きな地震や台風のあと、「数日間停電が続いた」「スマホの充電ができなかった」「冷蔵庫の中身が全部ダメになった」なんて声も多く聞かれます。

そんなとき、電気を自宅に“ためておける”蓄電池があると、照明も冷蔵庫も最低限使える。
だからこそ、「自分の家にも備えておこう」という人が増えているんです。

2. 電気代がじわじわ上がってきたから

もうひとつの理由は、電気代の高騰です。
火力発電の燃料価格が世界的に上がったり、再エネ賦課金(※再生可能エネルギーの普及のための費用)が年々増えていたりして、家庭の電気代は右肩上がり。

そこで注目されているのが、太陽光発電と蓄電池の組み合わせ。
昼間に発電した電気をためておいて、夜は電力会社の電気を買わずにすませる。
つまり、自家発電+自家消費ができる仕組みなんですね。

「節電」や「電気代の見直し」を考える人にとって、蓄電池はとても魅力的な選択肢になってきています。

3. 再生可能エネルギーの時代になってきたから

昔は電気といえば火力発電や原子力が中心でした。でも今は、世界中で再生可能エネルギー(太陽光・風力など)を中心にしようという流れが強まっています。

でも、ここで問題になるのが「発電できる時間が限られている」ということ。
たとえば、太陽光は夜になると発電できませんよね。風力も、風が止まればおしまい。

そこで、蓄電池の出番です。
「発電できるときに電気をためておき、必要なときに取り出して使う」――これができるのが、蓄電池の一番の強みです。

つまり、再生可能エネルギーをうまく活用するには、蓄電池が欠かせない存在なんです。

4. 技術が進んで、価格が下がってきたから

10年くらい前までは、「蓄電池って高そう…」「うちには関係ないかな」と思っていた人も多かったはず。でも最近は、技術の進歩で性能がアップしつつ、価格もだんだん下がってきているんです。

さらに、自治体によっては補助金制度もあるので、「今ならお得に導入できる」というタイミングでもあります。

家庭用と産業用、それぞれの役割と違い

「蓄電池」とひとことで言っても、実は使われる場所や目的によって、種類や仕組みがけっこう違うんです。
大きく分けると、「家庭用」と「産業用(=ビジネス・工場・施設向け)」の2つ。
では、何がどう違うのか?役割や目的に注目して比べてみましょう。

■ 家庭用蓄電池の役割:暮らしの“安心と節約”を守る

家庭用は、その名の通り、一般家庭で使うための蓄電池です。
最近では、太陽光発電と一緒に設置されているお宅も増えてきましたね。

▼ 主な役割:
・停電時のバックアップ(照明・冷蔵庫・スマホ充電など)

・太陽光で発電した電気を夜に使う(電気代の節約)

・災害時でも、最低限の生活を維持できる

▼ 特徴:
・家電が使える程度の容量(4~12kWh程度が主流)

・静かで、屋内や屋外にコンパクトに設置できる

・操作はカンタン、ほぼ自動で制御してくれる

▼ つまり…
家庭用は、「電気を買う」だけの生活から、「電気を作って・ためて・使う」生活へシフトするためのアイテム。
日常の安心と、ちょっとした自立のためのパートナーです。

■ 産業用蓄電池の役割:ビジネスや地域の電力を支える縁の下の力持ち

一方で、産業用は、ビル・工場・商業施設・病院・地域インフラなどで使われます。
こちらは「もし停電したら大損害」という現場や、「大量の電気を安定的に使いたい」という場所で活躍します。

▼ 主な役割:
・停電時の非常用電源(製造ライン・医療機器などを止めない)

・電力ピークのカット(電気使用量が多い時間帯を調整してコスト削減)

・再エネの安定供給(太陽光や風力の電気をためて無駄なく使う)

▼ 特徴:
・容量が大きい(数十kWh~数MWh以上のものまで)

・電力管理システムと連携して、細かい制御が可能

・必要に応じて、屋外の専用スペースや建屋に設置

▼ つまり…
産業用蓄電池は、電気の安定供給が必要不可欠な現場を支えるプロフェッショナル。
ビジネスの継続や地域インフラの維持にとっては、まさに「電気の保険」のような存在です。

家庭用と産業用、こんなふうに違います

比較項目 家庭用蓄電池 産業用蓄電池
主な設置場所 一般家庭の屋内・屋外 工場、ビル、商業施設、病院など
容量 小〜中規模(4〜12kWh) 大規模(数十kWh〜数MWh)
主な目的 停電対策・節電・自家消費 非常用電源・電力管理・業務継続
操作性 シンプル、自動制御 高度な管理システムと連携が必要
コスト感 補助金を使えば導入しやすい 高額だが、長期的にコスト削減につながる

家庭用蓄電池でできること

家庭用蓄電池と聞くと、「なんとなく電気をためる機械なんだろうな」と思う方が多いと思います。
でも実際には、それ以上に“暮らしに寄り添う、便利で頼れる存在”なんです。

では、家庭用蓄電池があると、どんなことができるのか?
いくつかの具体的な例を挙げながらご紹介します。

1. 停電しても、電気が使える

これは一番わかりやすいメリットです。
地震や台風、大雪などで突然停電してしまったとき――

・冷蔵庫が止まる

・明かりがつかない

・スマホの充電もできない

・エアコンや暖房も使えない

こんなふうに、一気に不便になりますよね。
でも、家庭用蓄電池があれば、あらかじめためておいた電気で、最低限の家電をそのまま動かすことができます。

たとえば…

・LED照明 → 何時間も使用可能

・冷蔵庫 → 食材が無駄にならない

・スマホ充電 → 連絡手段を確保できる

・テレビやラジオ → 災害情報を受信できる

まさに、“もしも”のときに頼れる存在です。

2. 太陽光発電と組み合わせて、電気代を節約できる

太陽光発電だけだと、「昼間しか発電できない」ことが弱点。
でも蓄電池があれば、昼に発電した電気をためて、夜に使うことができます。

つまり、

・日中 → 太陽光で発電 → 蓄電池に充電

・夜間 → 蓄電池から電気を使う → 電力会社の電気を買わない

こうすることで、電力会社から買う電気をグッと減らせて、電気代の節約につながるんです。

しかも、電気料金は「昼安くて夜高い」など、時間帯で変わるプランもあるので、そういった料金体系をうまく使えば、さらにお得になります。

3. 「見える化」で電気の使い方を意識できる

多くの家庭用蓄電池には、モニターやスマホアプリと連携した「電気の見える化」機能がついています。

・今、どれくらい発電してる?

・どれくらい蓄電池にためられてる?

・今日はどのくらい電気を使った?

こういうのが一目でわかるんです。
これ、意外と楽しくて、「今日はちょっと使いすぎたな」「明日はもっと太陽が出るかな」なんて、自然と省エネ意識が高まるきっかけにもなります。

4. 災害時の「心のゆとり」になる

実はこれが、家庭用蓄電池を導入してよかったという人の声でよく聞かれる点です。

たとえば、子どもがいるご家庭や、介護が必要な方がいる場合、電気が使えるか使えないかで、安心感がまるで違うんです。

・子どもの夜泣きで明かりが必要

・医療機器や冷蔵保存が必要な薬

・冬場にエアコンや電気毛布がないと厳しい

こういった「万が一のときの備え」があるだけで、精神的な不安がかなり和らぎます。

企業や工場が導入する目的

家庭では「停電対策」や「電気代の節約」が主な目的として語られることが多い蓄電池ですが、企業や工場が導入する場合は、もっと多角的で戦略的な理由があります。
単に「電気をためておけるから便利」では済まない、ビジネスならではの理由がいくつもあるんです。

1. 停電時でも業務を止めないための“保険”

企業や工場にとって、電気が止まる=業務が止まるということ。
製造ラインが一瞬でも止まれば、大きな損失や納期遅延につながります。

たとえば:

・食品工場で冷蔵・冷凍設備が止まる → 品質劣化

・IT企業のサーバーが落ちる → 顧客データ消失リスク

・自動車工場のラインが止まる → 数千万円単位のロス

こういった「事業継続リスク」を減らすために、非常用電源として蓄電池を設置する企業が増えています。
電気が止まっても、最低限の機器を稼働させ続ける。これだけでも安心感はまったく違います。

2. 電気料金をコントロールして“コスト削減”

電気代は企業にとっても大きな固定費です。特に工場などでは、電力の使用量が多く、ピーク電力(最大使用量)によって料金が変わる仕組みになっていることも。
ここで蓄電池が活躍します。

・電気の使用が少ない時間帯にためておく

・使用量がピークになる時間に放電して、一部をまかなう

このように、蓄電池を使って電力の“山”をならすことで、ピーク電力を下げ、電気料金全体を圧縮できるわけです。
これは「ピークカット」や「デマンド制御」と呼ばれる省エネ手法で、多くの企業が導入し始めています。

3. 環境配慮・脱炭素経営への貢献

近年、どの業界でも「環境への取り組み」が経営課題になっています。

・CO₂をどれだけ削減したか

・再生可能エネルギーをどれだけ使っているか

・ESGやSDGsにどう向き合っているか

こうした観点から、太陽光発電+蓄電池の組み合わせで自社のエネルギーを“自給自足”する企業が増えています。
電力会社から買う電気を減らし、再エネを無駄なく使える仕組みをつくることで、企業イメージやブランド価値の向上にもつながるんですね。

4. 非常時のBCP(事業継続計画)対策として

BCP(Business Continuity Plan)は、災害や事故が起きたときでも、会社の機能をできるだけ止めずに保つための計画です。
地震・台風・大雪・落雷など、今や日本のどこに住んでいても、自然災害とは無縁ではいられません。
蓄電池は、そうした災害時に、

・社員の避難誘導や照明

・サーバーや通信機器の維持

・冷暖房や空調の最低限の確保

など、人命と情報を守る役割を果たします。

大企業だけでなく、中小企業でもBCP対策の一環として導入が進んでいます。

5. 補助金や優遇制度が利用できることも後押しに

実は、自治体や国が行っている「補助金制度」や「税制優遇」なども、企業が蓄電池を導入する後押しになっています。

・環境省や経産省の補助事業

・地方自治体による省エネ支援

・固定資産税の特例措置 など

コストが大きい産業用蓄電池でも、こうした支援策を活用すれば、投資回収のスピードが早まりやすくなります。

それぞれに向いている製品の特徴

蓄電池とひとことで言っても、家庭用、企業向け、工場向けなど、使う目的や場所によって選ぶべき製品は大きく異なります。ここでは、それぞれに適した蓄電池製品の特徴をまとめてみました。

家庭に向いている蓄電池の特徴

家庭で使う蓄電池は、「日常生活の安心」が第一。
停電時に最低限の照明や冷蔵庫が使えるだけでも、かなり心強いものです。
そのため、以下のような特徴がある製品が向いています。

・コンパクトなサイズ:限られたスペースにも設置しやすい。

・低騒音・無臭設計:生活空間に置いてもストレスがない。

・太陽光発電と連携できる:昼間に発電して、夜に使うことができる。

・スマホで管理できる:アプリで残量や使用状況がすぐにわかる。

「家族が安心して暮らすための道具」として選ばれる製品が多いです。

企業(オフィスや店舗)に向いている蓄電池の特徴

企業の場合は、「事業の継続性」や「電気代の削減」がキーワード。
業種にもよりますが、業務用冷蔵庫やサーバーなど、止めたくない設備を支える役割を担うため、次のような特徴が求められます。

・中〜大容量:数時間〜半日以上の電力供給が可能。

・ピークカット対応:電気代の高い時間帯に蓄電池の電力を使える。

・BCP対策に有効:災害時にも最低限の業務が継続できる。

・複数拠点での一括管理が可能:クラウド型の管理システムで効率化。

「コストとリスクに賢く対応する」ための選択肢として導入されています。

工場・産業用に向いている蓄電池の特徴

工場や大型施設になると、必要な電力量が桁違い。電力をどう安定的に供給するか、災害時の復旧にどう備えるかが重要です。そのため、以下のような高性能な蓄電池が使われます。

・大容量・高出力タイプ:生産ラインを止めないレベルの供給が可能。

・耐久性が高い:高温や湿度にも耐えられる堅牢な設計。

・系統連携が可能:電力会社の設備とスムーズに接続できる。

・EMS(エネルギー管理システム)と連動:全体の電力使用を最適化できる。

設備投資としての導入となるため、導入前のシミュレーションや補助金活用も重要なポイントになります。

蓄電池を導入するメリットと気をつけたい点

蓄電池を導入することで得られるメリットはたくさんありますが、だからといって「とりあえずつけておけば安心」とは限りません。設置にはお金も手間もかかるもの。だからこそ、メリットと同時に「事前に知っておきたい注意点」にも目を向けておくことが大切です。

蓄電池を導入するメリット

1. 停電時の安心感
災害やトラブルによって突然停電しても、蓄電池があれば最低限の電力を確保できます。
たとえば、冷蔵庫を止めずに済んだり、スマホの充電ができたり。
日常生活の不便を減らし、家族の安心につながります。

2. 電気代の節約につながる
電気料金は時間帯によって高くなったり安くなったりします。
昼間に太陽光でつくった電気を蓄電池にためておき、夜間に使うことで、高い時間帯の電気を買わずに済むことがあります。
うまく活用すれば、長い目で見て電気代の節約になります。

3. 環境への配慮ができる
自宅で作った再生可能エネルギーを、自分で使い切る。
これは、電力会社に頼りすぎない「自立したエネルギー利用」の第一歩です。
小さなことかもしれませんが、CO₂削減にも貢献できるという点で、大きな意味があります。

4. 企業・工場ではBCP対策に
電気が止まったら業務がすべてストップするような業種では、蓄電池は事業継続のための大切な備えになります。特に近年は自然災害も多く、BCP(事業継続計画)として蓄電池を導入する企業が増えています。

気をつけたい点

1. 導入コストは決して安くない
家庭用でも数十万円〜100万円以上。
企業や工場向けとなると、さらに高額になります。
補助金が使える場合もありますが、「何年で元が取れるか?」をきちんとシミュレーションしておく必要があります。

2. 設置スペースが必要
蓄電池は意外と大きく、重量もあります。
設置場所の確保や、家の構造との相性をチェックしておかないと、「置き場所がない」「騒音や振動が気になる」といった問題が出てくることもあります。

3. メンテナンスや交換の必要がある
蓄電池にも寿命があります。
多くは10年程度が目安と言われており、その後は性能が落ちたり、交換が必要になります。
定期的な点検や修理が必要になることも覚えておきましょう。

4. すべての電力をまかなえるわけではない
あくまでも「補助的な電源」として考えるのが現実的です。
エアコンや電子レンジなど、消費電力の大きい機器をフル稼働させたい場合は、想定していたほど動かないことも。用途と容量のバランスが大切です。

電気代の節約になる仕組み

蓄電池は「もしものときの備え」という印象が強いかもしれませんが、実は普段の電気代を賢く節約するための“道具”としても使えます。
ここでは、なぜ蓄電池を使うと電気代が安くなるのか、その仕組みをわかりやすく説明していきます。

ポイントは「時間帯」と「買う電気の量」

電気代が高くなる理由は、使いすぎだけではありません。実は「いつ使うか」も大きなポイントです。
多くの電力会社では、「時間帯別料金プラン」というものを用意しています。これは、昼間(特に夕方)は電気代が高く、夜間や深夜は安くなるという仕組みです。

たとえば…

・昼間:1kWhあたり30円

・深夜:1kWhあたり17円

というように、時間によって料金が変わることがあります。

安い時間に電気をためて、高い時間に使う

ここで蓄電池の出番です。

・夜間(電気代が安い時間)に充電

・昼間や夕方(電気代が高い時間)に放電(電気を使う)

という使い方をすることで、「高い電気を買わずに済む」=「結果的に電気代が安くなる」というわけです。

要するに、電気を“時間で買いだめしておく”ようなイメージです。

太陽光発電と組み合わせると、もっとおトクに

もし自宅に太陽光発電がある場合は、さらに節約効果が高まります。

・日中に太陽光で発電した電気をまず家で使い、

・使い切れなかった分を蓄電池にためておき、

・夜間にその電気を使う

という流れにすることで、「電力会社から電気を買う量」をグッと減らすことができます。

さらに、今は売電価格(発電した電気を電力会社に売る価格)が安くなってきているので、「売るより自分で使ったほうがトク」というケースも増えてきています。

実際にどれくらい節約できるの?

これは家庭の使い方や契約プランによって変わってきますが、目安としては年間で数万円の節約になるケースが多いです。

たとえば、電気代が月1万円の家庭で、蓄電池をうまく活用すれば月1,500円〜2,000円程度安くなることもあります。10年間使えば、十数万円〜20万円前後の節約になる可能性も。

もちろん、蓄電池自体の価格もありますので、「何年で元が取れるか?」は導入前にしっかりシミュレーションすることが大切です。

停電時にも安心できる備えに

台風、大雨、地震――日本は自然災害が多い国です。
実際に停電を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

「突然、家中の電気が使えなくなった」
「冷蔵庫の中身が心配になった」
「真っ暗な部屋で子どもが不安がって泣いてしまった」

こんなとき、蓄電池があるだけで安心感は大きく変わります。

電気があるだけで、心も生活も落ち着く

たとえば夜、真っ暗な中で懐中電灯を手に動くのは、思った以上にストレスです。
蓄電池があれば、玄関やリビングの明かりを最低限つけられるだけでも、家族の安心につながります。

テレビやスマホの充電もできるので、情報を得る手段を確保できるという意味でも大きなメリットです。

冷蔵庫・電子レンジが使えるだけで違う

停電が半日、1日と長引いたとき、一番困るのが冷蔵庫の中の食材や温かい食事の用意です。

蓄電池があると、冷蔵庫の電源を維持したり、電子レンジで簡単な食事を温めたりといったことができます。
小さなことに思えるかもしれませんが、非常時の中でこの「ふつうの暮らし」が守られるだけで、気持ちの余裕はまったく違ってきます。

電気が必要な医療機器やペットにも安心

最近では、自宅で医療機器を使っているご家族がいたり、空調が欠かせないペットと暮らしている家庭も増えています。

こういった場合、「数時間でも電気が止まる」=命にかかわる不安につながることも。
だからこそ、災害用備蓄とあわせて、蓄電池という選択肢が注目されています。

非常時こそ“見えない備え”が力を発揮する

水や食料、懐中電灯は見える備え。
それに対して、蓄電池は普段は目立たないけれど、いざという時に“黙って助けてくれる存在”です。

普段通りの生活が急にストップしてしまうのが停電です。
その時に、「あってよかった」と思えるのが、蓄電池のような目に見えない備えなのです。

デメリットもきちんと知っておこう(価格・寿命など)

蓄電池というと、「災害時に安心」「電気代の節約になる」といった良い面ばかりが語られがちですが、実際に導入を考えるならデメリットもしっかり把握しておくことが大切です。
決して安い買い物ではないからこそ、「知らなかった…」と後悔しないために、事前に確認しておきたいポイントをまとめました。

初期費用はやはり高め

一番よく聞くのが「価格が高い」という点。
家庭用の蓄電池でも、機種によっては100万円前後することもあります(設置工事費込み)。
補助金が使えるケースもありますが、それでも数十万円単位の出費になるのは覚悟が必要です。

また、蓄電池だけでなく、太陽光発電とセットで導入する場合はさらに費用がかかります。
「安心にはお金がかかる」と言ってしまえばそれまでですが、導入前には“本当にその費用に見合う価値があるか”を冷静に考えることが必要です。

寿命がある=いつかは買い替えが必要

蓄電池にも寿命があります。
多くの製品は10年前後を目安にしていますが、それはあくまで「理想的な使用条件」の話。実際の使い方や設置環境によっては、それより早く性能が落ちてしまうこともあります。

しかも、バッテリーの性能が落ちたとき、「一部だけ交換する」ことは難しいため、再び高額な買い替えが必要になることも考えておかなければなりません。

すべての電力をまかなえるわけではない

「これさえあれば停電しても全部大丈夫!」と思われがちですが、実際には使える電力量には限りがあります。

たとえば、蓄電池の容量によっては、

・エアコンや電子レンジのような消費電力の大きい家電は使えない

・家全体ではなく、数カ所のコンセントだけしか使えない

といった制限が出てきます。
つまり、「どのくらいの電気を、どんな用途で使いたいか」によって、選ぶ製品や使い方を工夫する必要があるのです。

設置場所とメンテナンスも必要

蓄電池は思ったより大きく、重さも数十キロ以上あります。
屋外に置く場合は「直射日光や雨に強い設置場所」が必要ですし、室内に置くなら「騒音や放熱に配慮した空間」が求められます。

また、ホコリや湿気による故障を防ぐためには、定期的なメンテナンスも必要。長く使うには、設置後の「ちょっとしたお世話」も忘れずに。

蓄電池の価格はどれくらい?補助金は使える?

蓄電池の導入を検討するとき、最初に気になるのがやはり**「いくらかかるのか?」**ということではないでしょうか。
災害時の備えや電気代の節約に役立つとはいえ、決して安い買い物ではありません。ここでは、蓄電池の大まかな価格帯や、活用できる補助金について、できるだけわかりやすくお伝えします。

蓄電池の価格帯は?(家庭用の場合)

家庭用の蓄電池は、製品の容量(どれだけ電気をためられるか)や機能によって価格に大きく幅があります。

おおよその目安は以下の通りです:

容量の目安 価格帯(本体+設置費込)
小型(4〜6kWh) 約70万〜100万円前後
中型(7〜10kWh) 約100万〜150万円前後
大型(10kWh以上) 150万〜200万円以上も

たとえば「冷蔵庫や照明、スマホの充電など最低限だけ使えればOK」という方なら小型で十分。
一方で「エアコンも電子レンジも使いたい」「太陽光とセットで効率的に使いたい」となると、中〜大型の方が安心です。

太陽光発電とのセット導入で費用は増えるが効果も大きい

最近は、太陽光発電と蓄電池をセットで導入するケースが増えています。
電気を「つくって、ためて、使う」ことで、電力会社に頼らずに生活できる時間が長くなり、節電効果も大きくなります。

ただしセットになると、トータルで200万〜300万円ほどになることも。
導入前には、どの程度の節約効果が見込めるか、何年で元が取れるかをきちんと確認しておくことが大切です。

補助金は使える?国と自治体、両方に注目

蓄電池は、国や自治体が用意している補助金制度の対象になることがあります。
これは大きなポイントです。

◆ 国の補助金(例:環境省・経産省)
・年度によって内容が変わるが、数万円〜最大で十数万円程度の補助が出ることも。

・ただし「対象機種が決まっている」「申請タイミングが限定されている」などの条件あり。

◆ 自治体の補助金
・地域によって差はあるが、1台につき10万円〜30万円程度の補助が出ることも。

・申し込みが早い者勝ちだったり、予算がすぐに埋まったりすることもある。

実際の金額や条件は市区町村によって異なるので、「〇〇市 蓄電池 補助金」などで調べてみるのがおすすめです。施工業者が補助金申請を代行してくれる場合もあります。

補助金でどのくらい安くなる?

たとえば…

・中型蓄電池(設置費込):140万円

・国の補助金:10万円

・自治体の補助金:20万円

という場合、合計で30万円の補助=実質110万円で導入できる計算になります。
補助金は期間限定や先着順のことが多いので、導入を考えているなら早めの情報収集がカギです。

家庭用の場合の相場感

家庭用の蓄電池を検討するとなると、まず気になるのは「一体いくらくらいかかるのか?」というところだと思います。
正直に言って、蓄電池は決して安い買い物ではありません。
けれども、製品の容量や機能、設置方法によって価格は大きく変わってくるため、まずはざっくりとした「相場感」を知っておくことが大切です。

本体価格+設置費込みで、おおよそ100万〜150万円が中心

現在、家庭用としてよく使われているのは、7〜10kWh程度の中型タイプの蓄電池です。
このタイプになると、設置費も含めて100万円〜150万円前後が一般的な相場と言われています。

これは、災害時に冷蔵庫・照明・スマホの充電などが半日〜1日程度まかなえる容量で、日常の電気代節約にもある程度貢献できるレベルの製品です。

小さめタイプなら70万円前後〜という選択肢も

「停電時の最低限の備えだけが欲しい」
「太陽光発電とは連動させず、シンプルに使いたい」

という方には、4〜6kWh程度の小型蓄電池も選択肢に入ってきます。
この場合、価格は設置込みで70万〜100万円ほど。

電気をためる量は少なめですが、数時間の停電対応やちょっとした節電用途には十分な性能です。
導入コストを抑えたい方には現実的な選択です。

逆に「大容量タイプ」は200万円を超えることも

「太陽光発電としっかり連携させて、昼間に作った電気を夜に使いたい」
「できるだけ自給自足に近づけたい」
「オール電化の家庭なので、蓄電容量は多めがいい」

といった場合は、10kWhを超える大型タイプの蓄電池が候補になります。
このクラスになると、本体+工事費で200万円以上かかるケースも珍しくありません。

ただしそのぶん、節電効果や災害時の安心感も大きくなります。
長期的に見て費用対効果が高いと判断されるケースもあります。

補助金をうまく使えば、実質負担は下がる

価格は高く感じますが、国や自治体の補助金制度を活用すれば、実質的な負担が数十万円減る可能性もあります。
たとえば自治体によっては、1台につき10万〜30万円の補助が出ることもありますので、導入前に必ず調べておくことをおすすめします。

お得に導入するためのチェックポイント

蓄電池は決して安い買い物ではありません。だからこそ「ちゃんと調べて、ちゃんと比較して」導入することが大切です。
ここでは、後から「もっと調べておけばよかった…」とならないために、導入前に確認しておきたい“お得のためのチェックポイント”をまとめました。

① 補助金情報は必ずチェック(国+自治体)

まずは、国と自治体の補助金制度を必ずチェックしましょう。
同じ蓄電池でも、タイミングや地域によっては10万円〜100万円以上の差が出ることもあります。

・「DR補助金」など国の制度は年度で内容が変わる

・自治体の補助金は先着順が多いので早めが肝心

・太陽光とセットで補助額が増えることも

「お住まいの地域+蓄電池 補助金」で検索するか、業者に確認してもらいましょう。
※補助金は“あとから申請”ができないことが多いため、導入前の申請が絶対条件です。

② 自分の生活に合った容量を選ぶ

容量が大きくなるほど価格も上がります。だからこそ「必要な分だけ」にするのが節約の第一歩。

たとえば:

・停電時の非常用として… → 4〜6kWhでもOK

・日中の節電にも使いたい → 7〜10kWhが目安

・太陽光と組み合わせて本格活用 → 10kWh以上

「とりあえず大きいのを」と考えると、無駄な出費になってしまうことも。
家族構成・家電の使い方・太陽光の有無などをもとに、必要な容量を見極めましょう。

③ 見積もりは必ず“複数社”から取る

これは本当に大切です。
同じ製品でも、販売価格や工事費が業者によって驚くほど違うことがあります。

・蓄電池本体の価格差

・設置工事費や保証の違い

・補助金の申請代行の有無

・サポート体制(アフターサービスなど)

必ず2〜3社以上から見積もりを取り比べて、「どこにどれだけお金がかかるのか?」をハッキリさせましょう。
できれば“地元の実績ある業者”と“全国対応の専門業者”の両方を見るのがおすすめです。

④ 太陽光とのセット導入を検討する

もしまだ太陽光発電を導入していないなら、蓄電池とセットでの導入を検討する価値があります。
なぜなら…

・セットの方が補助金の対象になりやすい

・自家発電した電気をムダなく使える

・電気代の節約効果がより大きくなる

ただし、太陽光との組み合わせには初期費用がさらにかかるので、「何年で元が取れるか」もしっかりシミュレーションしておきましょう。

⑤ 停電時に使える家電と容量を確認

蓄電池を導入しても、「全部の家電が使えるわけではない」ことも多いです。
そこで事前にチェックしておきたいのがこちら:

・停電時に何が動くか?(冷蔵庫・照明・スマホ充電など)

・ブレーカー連携タイプか、特定回路タイプか?

・容量は「何時間分」持つのか?

使いたい家電と実際の容量のバランスが取れていないと、「いざという時、期待したほど使えなかった…」ということにもなりかねません。

蓄電池を選ぶときに見るべきポイント

家庭用でも事業用でも、蓄電池は安い買い物ではありません。一度導入すれば10年以上使うものですから、「価格」だけで選ぶのはとても危険です。ここでは、後悔しないために事前にチェックしておきたい大事なポイントを紹介します。

1. 容量(kWh)|どれだけ電気をためられるか

蓄電池の「容量」とは、どれだけ電気を貯めておけるかを示すものです。
単位は「kWh(キロワットアワー)」。これはざっくり言えば「何時間分の電気が使えるか」を表します。

・一般家庭なら、5〜10kWh前後が目安

・太陽光パネルがあれば、発電量に合わせて容量を選ぶのがベスト

たとえば、冷蔵庫・照明・テレビくらいの生活を維持したいなら、6〜7kWhは必要です。エアコンやIH調理器も使うとなれば、それ以上を検討しましょう。

2. 出力(kW)|一度にどれくらいの電力が使えるか

蓄電池には「容量」だけでなく「出力」もあります。これは一度にどれだけの電力を流せるかという意味です。

・出力が低いと、電子レンジやエアコンを同時に使えないことも

・一般家庭なら2〜3kW以上あると安心

出力が小さいと、容量が十分でも使いたいときに「パワー不足」で止まってしまうことがあるので注意です。

3. サイクル寿命|何回繰り返し使えるか

蓄電池は「充電→放電」を何度も繰り返して使いますが、回数には限界があります。これを「サイクル寿命」と呼びます。

・目安は6,000〜12,000サイクル

・毎日1回使って約16年〜32年使える計算

寿命が長いものほど、長期的に見ておトク。
メーカーによって大きな差があるので、仕様書やカタログをよく確認しましょう。

4. 設置場所・サイズ

意外と忘れがちなのが「置き場所」。
蓄電池は屋外に置くものが多いですが、サイズが大きいと設置スペースに困ることも。

・狭い庭やベランダにはスリム型を

・屋内設置が可能なタイプも一部あり(火災リスクなど要確認)

気になる場合は、事前に施工業者に現地調査をお願いするとスムーズです。

5. 停電時の対応|「全負荷」か「特定負荷」か

停電対策で蓄電池を導入する場合、「どの範囲まで電気が使えるか」は非常に重要です。

・特定負荷型:あらかじめ決めた部屋・コンセントだけ

・全負荷型:家全体の電気が使える(ただし価格も高め)

「停電時に冷蔵庫と照明だけ使えればいい」のか、「エアコンも含めて普通に生活したい」のかで選ぶタイプが変わります。

6. 太陽光との相性

すでに太陽光発電を導入している方は、蓄電池とセットで運用すると電気代削減効果がグッと高まります。

・ハイブリッド型:パワコン(パワーコンディショナー)を共有するタイプ。
スッキリ設置できて人気。

・単機能型:蓄電池専用のパワコンを別に設置。
・初期費用はやや安い。

また、FIT終了(売電期間満了)を迎えた家庭では、自家消費用に蓄電池の導入がかなり有効です。

7. 補助金の有無

蓄電池には国・自治体の補助金制度があります。条件に合えば10万円〜数十万円の補助が出ることも。

・申請時期に注意(年度ごとに受付終了あり)

・工事業者が代行してくれるケースも多い

購入前に、自治体の公式サイトや業者に確認を。

8. メーカー・保証内容

最後に大切なのが「メーカーの信頼性」と「保証の手厚さ」。

・信頼できる国内メーカーか

・保証期間は10年程度あるか

・無償修理や出張対応の範囲も確認

安さだけで選ぶと、数年で壊れてサポートも受けられない…というケースも。
多少高くても、サポートがしっかりしているメーカーを選びましょう。

「容量」や「出力」ってどう判断する?

蓄電池の説明を見ていると、よく出てくる「容量〇〇kWh」「出力〇〇kW」。
でも、いざ自分の家に当てはめてみようとすると「で、何を基準に決めればいいの?」と迷いますよね。

ここでは、難しい計算をしなくても、「自分の家に合った蓄電池の容量や出力をどう選べばいいか」判断のポイントを紹介します。

まず「容量」って何?

蓄電池の「容量(kWh)」は、電気をどれだけためておけるかの量のことです。
イメージでいうと、電気を入れる「タンクの大きさ」。
容量が大きければ大きいほど、ためられる電気も多くなります。

じゃあ、自分の家には何kWh必要?
それは、「どれくらい電気を使いたいか」で変わります。

こんな人は「6〜7kWh」くらいが目安

冷蔵庫・照明・スマホ充電・テレビを夜間に使いたい

停電が来ても、最低限の生活を維持したい

2人〜4人家族の一般的な生活

→ 夜間に使う電気をまかなうには、これくらいの容量が現実的です。

10kWh以上ほしい人はこんなケース

IHやエコキュート、エアコンなどの大型家電も使いたい

太陽光発電との連携で「自給自足」に近づけたい

停電中でも普段に近い生活を送りたい

→ 容量が大きくなると安心感も増しますが、そのぶん価格も上がるので注意。

次に「出力」って何?

出力(kW)は、一度にどれだけの電力を出せるか。
つまり、「蛇口の大きさ」みたいなイメージです。

容量が10kWhあっても、出力が小さいと、一度に使える電気が少なくなってしまいます。

出力が小さいとどうなる?

例えば、電子レンジとドライヤーとエアコンを同時に使おうとして、出力が足りないと…

→ ブレーカーが落ちたような状態になって、動きません。
→ 停電時に「冷蔵庫はつけられるけど、エアコンはムリ」なんてことも。

家庭用なら「2〜3kW以上」がひとつの目安

テレビ、照明、冷蔵庫くらいなら1.5kWで十分

電子レンジやIHなどを使うなら2.5kW以上あると安心

エアコンを含めてしっかり動かしたいなら**3kW〜**が理想

容量と出力の関係をカンタンに言うと?

容量は「どれだけ長く使えるか」

出力は「どれだけ強く使えるか」

たとえば:

蓄電池 容量 出力 イメージ
小型 4kWh 1.5kW 灯りと冷蔵庫だけキープ
中型 6〜7kWh 2.5kW 普通の生活をカバー
大型 10kWh以上 3kW以上 電気を気にせず生活できる

最後に|迷ったら“停電時にどうしたいか”を考える

判断に迷ったら、「もし夜に停電したら、何が使えないと困るか?」を思い浮かべてください。

・冷蔵庫と照明だけでOK → 小容量・低出力でも大丈夫

・スマホ充電やテレビも必要 → 中程度が安心

・子どもや高齢者がいる家庭で、空調は必須 → 高出力タイプを検討

保証期間・アフターサポートの確認も忘れずに

蓄電池って、値段だけ見てもピンからキリまでありますよね。
「安いに越したことはない」と思ってしまいがちですが、実は見落としがちでとても大切なのが「保証」と「サポート体制」です。
導入後にトラブルが起きたとき、頼れるかどうか。ここが長く安心して使えるかどうかの分かれ道になります。

「保証期間」は“寿命”と合わせて考える

最近の蓄電池は10年~15年ほど使えるのが一般的。でも、すべての製品が「故障せずに15年もつ」わけではありません。

だからこそ、メーカーや販売業者の「保証期間」はしっかりチェックすべきポイントです。

▼ 例えばこんな点に注目
・本体の保証:10年あるか?

・蓄電池の容量保証:80%以上を何年間キープするか?

・工事(施工)の保証:設置ミスに対応してくれるか?

保証内容が薄いと、「10年経たずに壊れたけど、もう実費で修理です…」なんてことも。
高い買い物だからこそ、“買って終わり”にならないようにしましょう。

アフターサポートは“実際に困った時”の命綱

導入してから何年も経つと、トラブルが起きた時の対応力がものを言います。
サポート体制が整っていないと、「どこに連絡すればいいの?」「来てくれるまで数日…」と不安な時間が続きます。

▼ チェックしておきたいこと
故障時の問い合わせ窓口は明確か?

・土日祝も対応してくれるか?

・訪問対応をしてくれるのはどこか?(販売店?メーカー?工事業者?)

・できれば全国対応のメーカー・販売店が安心

ネットだけで安く買える業者の中には、販売して終わりで、サポートは一切ナシ…ということもあります。

「10年先までの安心」を買うつもりで

蓄電池は“買った瞬間”がゴールではなく、“10年以上、安心して使い続ける”ことが本当の目的です。

保証期間やサポート体制をきちんと確認していないと、いざというときに余計な出費がかさんだり、不便な生活を強いられたりします。

だからこそ、こう考えてください。

「保証がしっかりしている=10年先までの安心がついてくる」

本体価格が少し高くても、保証とサポートが充実していれば、結果的に「コスパが良かった」と思えるはずです。

信頼できる業者・施工会社の見極め方

蓄電池は製品そのものも大事ですが、「誰から買うか」「誰が設置するか」はそれ以上に重要です。
なぜなら、いくら良い製品でも、施工がいいかげんだとトラブルの原因になるからです。
最悪の場合、火災や故障のリスクすらあります。

ここでは、安心して任せられる業者・施工会社をどう見極めるか、その“現実的な目の付けどころ”を紹介します。

1. 実績があるかどうか

まず一番大事なのは「ちゃんと実績があるか?」ということ。

・施工件数はどれくらいか

・住宅用の蓄電池設置に慣れているか

・過去の施工事例を見せてくれるか

たとえば、「今月で2件目です」と言う業者よりも、「これまでに100件以上設置しています」と言う業者の方が、安心できますよね。

公式サイトやチラシなどに「施工実績〇〇件!」と書かれているかも、ひとつの目安になります。

2. 説明が“こちらの立場で”されているか

いい業者ほど、専門用語を使わず、こちらが理解できる言葉で話してくれます。

逆に、「これはですね…えーっと、PCSが〜」「容量保証が何%で…」と、一方的に専門用語を並べてくる業者には注意。
本当に信頼できるところは、「ご家族は何人ですか?」「夜間の使用が多いですか?」など、あなたの暮らしに合わせて提案してくれます。

営業トークよりも、ちゃんとこちらの生活に合ったアドバイスをくれるかどうか。ここが見極めポイントです。

3. 現地調査をきちんと行うか

これも重要。信頼できる業者は、契約の前に必ず「現地調査」に来ます。

・蓄電池をどこに設置するのか

・配線や分電盤の状態はどうか

・日当たり・配線距離・防水性はどうか

こういったことを見ずに「大丈夫です、どこでも置けますよ」と言ってくる業者は、あとで不具合が出る可能性が高いです。

4. 保証内容・工事後のフォローが明確か

信頼できる業者は、「売って終わり」ではなく、設置後のことまでしっかり説明してくれます。

・メーカー保証+施工保証があるか

・トラブルが起きたときの連絡先は?

・保証書は書面でちゃんともらえるか?

ここを曖昧にしている業者は、何か起きたときに「うちは関係ありません」と逃げることがあります。

5. 金額が「適正」かどうか

相場よりあまりに安いときは要注意。
「この機種が、通常より30万も安く手に入りますよ!」などと過度に安さを売りにしている場合、あとから追加費用を請求されたり、安価な施工で済まされたりする可能性があります。

逆に、見積もりが高すぎる場合も、「中間業者が多い」などのケースがあります。

▶ できれば複数の業者から見積もりを取って比べることが大事です。

6. 「口コミ」や「評判」を調べる

今の時代、ネットで業者名を検索すれば、実際に依頼した人の口コミが出てきます。
たとえば、「○○電設 蓄電池 口コミ」「○○エネルギー 評判」などで検索してみてください。

良い口コミが多い業者はやっぱり対応も丁寧ですし、悪い評判が多い業者は、だいたい“対応が雑”とか“話が違う”というものが多いです。

まとめ

蓄電池は、電気代の節約や停電時の安心だけでなく、これからの暮らしや事業を支える「エネルギーの備え」として、家庭でも企業でも注目が高まっています。
仕組みや価格、導入のメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分に合ったタイプや容量を選ぶことが大切です。

まずは生活スタイルや目的を整理し、信頼できる業者に相談してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。将来の安心と、毎日の電気代の見直しにつながる第一歩になります。

nesco | 太陽光投資物件の販売サイト

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