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2018/06/09
ただ預金しておくぐらいなら、投資を始めようかな。そんな風に考える方もいるのではないでしょうか。
そう考えると、遅かれ早かれ出会うことになる、不動産投資と太陽光発電投資、どちらがいいのか三番勝負をやってみました。
■太陽光発電への投資と不動産への投資はどっちがお得!?
⒈ 利回りはどっちがお得なのか
そもそも利回りとはなんなのでしょうか。端的に言えば、投資に対して、どれだけのリターンがあるかを表す指標ということになります。
そして、利回りには、表面利回りと実質利回りの二種類があります。年間の収入を物件価格で割ったものが表面利回り、運用と購入の諸経費を加味したものが実質利回りとなります。
実質利回りは年によって変動するため、表面利回りでの比較が一般的です。
そのため、今回は太陽光発電と不動産の表面利回りを比較することにします。おおよその目安ですが、太陽光発電の表面利回りは8-11%ほど、不動産は1-15%ほどであるようです。
不動産の中には、20%ほどの利回りのものもあります。
数字の上では、不動産の方が圧倒的にお得ですね。しかし、不動産の利回りは満室を前提に計算されています。そして、利回りが高い物件ほど、過疎化が進む地方にあることが多いようです。また、維持費のために、投資額の回収が難しいなんてこともあります。
表面利回りはあくまで表面上の指標ですね。一方、太陽光発電は、景気による差や地域差がほとんどありません。その上、値引きの交渉や、手数料などもほとんどありません。
そのため、太陽光発電に対する投資の方が比較的読みやすく、安定していると言えます。
⒉ 経済的な視点
経済的な視点で比べます。経済の動向を大きく二分すると、貨幣の価値が下がるインフレと、貨幣の価値が上がるデフレがあります。インフレになると、貨幣の価値が下がるため、価格は上がります。
一方、デフレになると貨幣の価値が上がるため、価格は下がります。
すると、インフレになると不動産価格が上昇していくため、収益不動産に投資する方がお得です。一方、デフレになると不動産価格は下落します。
そして、太陽光発電には固定価格買取制度があるため、固定価格の価値が相対的に上昇することになります。よってデフレの場合は、太陽光発電に投資する方がお得です。
⒊ 投資するリスク
不動産はさきほども述べたように、空室のリスクや、近くに大型ショッピングモールができたといったローカルな要因で大きく変動します。それがプラスに働くこともあれば、マイナスに働くこともあります。
太陽光発電に関しては、買取が保証されているとはいえ、売電価格が下落する可能性はありますし、FIT制度のの保証期間を過ぎると、どうなるのか、といった問題があります。
また、不動産投資に比べて、新しい投資の形ですので、思わぬところで損をすることも考えられます。
■まとめ
結果はドローといった感じでしょうか。価格が安定している太陽光発電の方が、投資をはじめるにあたっては安心かもしれませんが、どちらがいいのかは一口には言えないですね。
場所や設備による、というしかないようなところもあります。
しかし、情報をしっかりと集めれば損をしないように工夫することはできます。今回の内容も参考にしてみてはいかがでしょうか。