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2017/12/05
近年、国でも注目されており、設置がどんどん増えてきている太陽光発電。
実は、太陽光発電には、産業用と家庭用があります。家の屋根に設定して自宅の電力を賄っているのが家庭用の太陽光発電なのに対して、主にメーカー会社なので、製造業に利用する電力を生み出すのが産業用の太陽光発電です。
最近では、単に太陽光発電パネルを自宅に設置するだけでなく、投資先として太陽光発電を検討されている方もおられます。
そこで今回は産業用の太陽光発電設備と家庭用の太陽光発電設備の違いについてご紹介していこうと思います。
太陽電池モジュールとは、要は太陽光発電に必要な太陽電池のことを指します。
これは見た目上は、家庭用と産業用では大きな違いはないのですが、実は内部の設計はかなり異なります。
住宅用の太陽光発電は、設置状況はほぼ同一で、画一的な設計を行うことができるのですが、産業用だと「高層ビルの上に設置するので、強い風に対する対策が必要である」などの、環境に適して内部設計が必要になります。
こういったことからそのほとんどが特注品になるので、家庭用と比べて、割引が効きづらく、割高になることが多いと言えます。
パワーコンディショナーはご存知でしょうか?
これは簡単に説明すると、太陽光の光エネルギーを自宅でも使用可能な電気エネルギーに変える、変換設備のようなものです。
実は、産業用と家庭用では、この変換設備にも違いがあります。
家庭用だと通常は2kw~5kw程度の出力で問題ないのですが、産業だと10kwのパワーコンディショナーを使用するのが一般的です。
これが50wだとパワーコンディショナーを5つ連結して使用することになるのですが、これ以上になると、大容量のパワーコンディショナーを使用することになるので、売電による利回りが少なくなる可能性が高くなってしまいます。
家庭用の太陽光発電パネルを設置する際には、地方自治体の補助金を利用することができます。
これは10kw以下の一般的な家庭用太陽光発電設備が対象になるのですが、10kw以上の産業用の太陽光発電には適用されないのが、現状です。
一方で、家庭用の太陽光発電の売電期間は10年なのに対して、産業用は20年が固定買い取り期間なので、売電利益を得ることができる期間は産業用の方が2倍長いです。
どちらが得かは、地方自治体によって補助金額が異なるので、一概には言えませんが、産業用の方が利回りは高いことが多いです。
産業用太陽光発電と家庭用太陽光発電には、上記のような大きな違いがあります。
投資先として、どちらを選択するかは、違いをよく検討した上で行うようにしましょう。